毎年冬の到来を感じる頃からノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒の発生事例が多く報告され、時には大規模な集団発生の事例も報じられています。特に療養者や高齢者、乳幼児が感染した場合は重症化する恐れがあります。ノロウイルスは感染力が強く感染経路が様々であることから感染予防対策は容易ではなく、簡単に済ませる方法などもありません。 感染予防対策は、ポイントをつかんで、堅実な方法で、確実に実行することをおすすめいたします。 |
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●発生している時期 毎年11~2月をピークとして1年間にわたって発生しています。 出典:国立感染症研究所ホームページ |
●症 状 下痢、おう吐、発熱、吐き気、腹痛 |
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子どもやお年寄りなどでは重症化したり、吐物を気道につまらせてしまうことによる死亡事故がこれまでに発生しています。 |
●再感染について |
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ノロウイルスに対する免疫は永続的ではなく、一度感染しても半年以上経っていたり遺伝子型が異なれば再感染するといわれています。ノロウイルスには複数の遺伝子型があります。 |
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●ノロウイルスの感染経路 |
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経路①・・・■■■■ | 生やそれに近い状態の貝類を食べたことによる食中毒 |
経路②・・・■■■■ | 感染している調理従事者や調理器具などを介して汚染(=二次汚染)した食品を食べたことによる食中毒 |
経路③・・・■■■■ | 感染者のふん便や吐物の処理時などに、汚染された場所やモノから手指を介して付着したウイルスや空気中に漂ったウイルスが口に入ることでおこる感染 |
ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒を防ぐには、医療機関や社会福祉施設における衛生管理と、食品を扱う施設や飲食店における衛生管理、そして家庭での衛生管理が重要となります。食中毒には 細菌や自然毒によるものなど原因は様々ありますが、近年最も多いのがノロウイルスによるものです。高齢者施設や保育所での集団発生も後を絶ちません。なぜこれほどまで多くノロウイルスによる事故が発生してしまうのでしょうか。その理由はノロウイルスの特徴にあります。 |
ノロウイルスの大きさは直径約0.036μm(マイクロメートル)といわれています。単位を身近なmmに
すると約0.000036mmとなります。
ちなみにぶどう球菌の大きさは直径約1μm(0.001
mm)といわれております。ノロウイルスは細菌よりもかなり小さいということを右図で示しています。
感染者のふん便・吐物中には大量のウイルスが含まれます。症状のでない感染もありその場合でも大量に含まれます。症状が治まっても2~3週間は排泄されるといわれています。
乾燥すると容易に空中を漂い、これを吸い込んでしまうと感染します。
下痢やおう吐等の症状がある場合は職場に連絡します。食品への二次汚染を防ぐためには、直接食品を取り扱う作業を行わないことが望ましいといえます。 |
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「調理を始める前」や「トイレの後」などは必ず手を洗います。 |
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ノロウイルスの汚染のおそれがある食品は加熱(85~90℃で90秒間以上)します。 |
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ノロウイルスを完全に失活化するには、洗浄した後、加熱(85℃以上で1分間以上)または「次亜塩素酸ナトリウム」の200mg/L(=0.02%)希釈液を使用して消毒します。 |
感染している方のふん便や、回復後の方でも通常で1週間から1か月程度の間は ふん便中にウイルスが含まれるといわれており、トイレはたいへんリスクの高い場所です。清掃した後は、「次亜塩素酸ナトリウム」の200mg/L(=0.02%)希釈液を使用して消毒します。 |
「食事の前」、「トイレの後」、「排泄物の処理をした後」などは必ず手を洗います。 |
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ドアノブや手すり、頻繁に触れる共用部分など(金属以外)は「次亜塩素酸ナトリウム」の200mg/L(=0.02%)希釈液を使用して消毒します。 |
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おもちゃ(金属以外)は「次亜塩素酸ナトリウム」の希釈液を使用して消毒します。 |
感染している方のふん便や、回復後の方でも通常で1週間から1か月程度の間はふん便中にウイルスが含まれるといわれており、トイレはたいへんリスクの高い場所です。清掃した後は、「次亜塩素酸ナトリウム」の200mg/L(=0.02%)希釈液を使用して消毒します。 |
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感染している方の吐物には大量のウイルスが含まれています。医療現場で行われている標準予防策(スタンダード・プレコーション)に則った処理方法が求められます。 |
吐物処理は「迅速に」「確実に」 吐物はできるだけ乾燥させないよう迅速に行うことが理想的です。取り掛かる前に、換気を行う他、汚染した場所に他の人が立ち入らないようにします。床などは吐物を除去した後、吐物のあった場所の中心から半径2m程度の範囲を消毒 します。 基本的な作業の流れは次の通りです。 |
次亜塩素酸ナトリウム6%を成分とする医薬品の殺菌消毒剤です。 安定性に優れており、安全に、安心してご使用いただける製品です。 |
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※ 噴霧でのご使用はしないでください。 |
希釈液を作り置きする必要がありません 水道の蛇口を使用して塩素濃度0.02%(200mg/L)~0.1%(1000mg/L)のピューラックス希釈液を連続供給することができる装置です。電源不要です。 |
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〈販売単位:10セット〉
ピューラックスを使用して吐物やふん便を処理する際に使用する安全防護装備の ●内 容(1セット) 〈1人分:汚物処理1回分〉
・ガウン…1枚 ・ヘアキャップ…1枚 ・マスク…1枚 ・シューズカバー…1組 お問合せにつきましては当社(Tel.03-3263-6201)までご連絡ください。 |
参考文献及び関連情報